最近のパソコンは記憶領域がSSDのものが多いですよね。
HDDと比較してSSDは速度が速く起動に時間がかからない一方で、容量あたりのコストが高いのでどうしても低容量となりがちです。
現在発売されている主要なメーカーのノートPCだと、128Gや256Gのものが多いのではないでしょうか。
ではSSDがいっぱいになりそういなときにどこに保存していけばいいかというと、外付けのHDDかオンラインストレージという選択肢があります。
この記事では、主要なオンラインストレージサービス(Google ドライブ、OneDrive)を比較してみたいと思います。
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クラウドストレージとは
そもそもクラウドストレージって何?という方もいるでしょう。
Wikiでは以下のように解説されています。
クラウドストレージとは、ユーザーに貸し出したサーバーマシンのディスクスペースにファイルをアップロードすることでインターネット上でファイルを共有するサービスである。- Wikipedia
簡単にいうと、自分のファイルをサービス提供会社(GoogleやMicrosoft)が用意しているサーバーに保存させてもらい、インターネットを経由して管理するというものです。
インターネット環境さえあれば場所を問わず、携帯やパソコンなど様々な端末からでもアクセス可能なのがメリットといえます。
一方で、インターネットがない環境ではアクセスが不可能であったり、回線速度が遅いとデータのダウンロードに時間がかかるというデメリットもあります。
次に、主要なクラウドストレージサービスの具体的な料金設定や容量について見てみましょう。
Google ドライブ
まずはじめは、Googleが運営するGoogle ドライブです。
個人向けプランとビジネス向けプランがあります。多くの人は個人向けプランを利用しているかと思います。
Googleアカウントを保有していれば、誰でも利用することができます。
無料で利用できる容量が多いのも特徴といえます。
個人向けプラン
個人向けプランの場合、100GBのプランは1GBあたりの金額は2.5円と少し割高ですが、1TB以上のプランであれば一律で1GBあたり1.3円となります。
10TB以上のプランはかなり大きいですが、動画の保存などをする場合は必要になる場合もあるでしょう。
通常の使用の範囲であれば、1TB以内のプランが多いと思われます。
容量 | 金額 | 1GBあたり金額 |
---|---|---|
15GB | 無料 | 無料 |
100GB | 250円/月 | 2.5円/GB |
1,000GB | 1,300円/月 | 1.3円/GB |
10,000GB | 13,000円/月 | 1.3円/GB |
ビジネス向けプラン
Googleがビジネス向けに展開するサービスに、G suiteというサービスがあります。
独自ドメインでGmailを利用できるなど、その他Googleが提供するサービスを法人向けに利用することができます。
そしてこのG suiteのコンテンツとして、Google ドライブも含まれています。
Basicプランはクラウドストレージのためというプランというより、Googleのサービスを包括的に受けるためのプラントなるので、そこまでコスパがいいとはいえません。
またBusinessまたはEnterpriseの場合、ユーザー数が5人以上であれば容量無制限となります。
つまり、Businessを5ユーザー契約したとすると、月額6,000円にて容量無制限の クラウドストレージを手に入れることができます。
プラン | 容量 | 金額 | 1GBあたり金額 |
---|---|---|---|
Basic | 30GB | 600円/月 | 20円/GB |
Business | 1,000GB※ | 1,200円/月 | 1.2円/GB |
Enterprise | 1,000GB※ | 3,000円/月 | 3円/GB |
※5ユーザー以上の場合は容量無制限。
ポイント
Google ドライブは無料で利用できるストレージの容量が多いので、無料で探している方にはおすすめです。
また、エクセルやワードなどのオフィスソフトを使わない方は、同様のサービスが無料であるGoogle ドキュメントやスプレッドも使えるGoogleがいいかもしれません。
ビジネス向けのプランでは、Businessプランで5契約(月6,000円)で容量無制限になるのも魅力的といえるでしょう。
OneDrive
次に紹介するのは。マイクロソフトが運営するOneDriveです。
こちらも個人向けプランとビジネス向けプランがあります。
ワードやエクセルなどのオフィスのサブスクリプション契約と一体となったOneDriveが有力でしょうか。
オフィスソフトを日常的に使う場合は、OneDriveをとりあえず使ってみるといいでしょう。
個人向けプラン
個人向けプランだと、オフィスソフトとセットのサブスクリプション契約であるOffice 365 soloがよいといえるでしょう。
1GBあたり金額も1円程度ととてもコスパがいいです。
無料プランは容量5GBと他のサービスと比較して少ないのは残念です。
プラン | 容量 | 金額 | 1GBあたり金額 |
---|---|---|---|
OneDrive 基本 5GB | 5GB | 無料 | 無料 |
Office 365 Solo | 1,000GB | 1,062円/月※ | 1.06円/GB |
OneDrive 50 GB | 50GB | 249円/月 | 4.98円/GB |
※年間の契約額を一ヶ月当たりに直して計算。
ビジネス向けプラン
Office 365 Business Premiumは個人向けのOffice 365 Soloと同様に、オフィスソフトのサブスクリプションも含んだコンテンツとなっています。
また、容量無制限のプランでは契約数が5ユーザー以上とGoogle ドライブと同じです。
ただし、コスパはこちらのほうがいいです。
オフィスソフトを利用せずに、ストレージだけほしい場合はBusinessプラン1が最もコスパのよいプランとなっています。
プラン | 容量 | 金額 | 1GBあたり金額 |
---|---|---|---|
Office 365 Business Premium | 1,000GB | 1,360円/月※1 | 1.36円/GB |
OneDrive for Business プラン 2 | 1,000GB※2 | 1,090円/月※1 | 1.09円/GB |
OneDrive for Business プラン 1 | 1,000GB | 540円/月※1 | 0.54円/GB |
※1:年間の契約額を一ヶ月当たりに直して計算。
※2:5ユーザー以上の場合は容量無制限。
ポイント
個人向けにせよビジネス向けにせよ、オフィスソフトのサブスクリプション契約を行うならまずはOneDriveという選択になると思います。
また、ビジネスプランのストレージのみの契約がとてもコスパがいいですね。
1GBあたりの金額はGoogle ドライブよりもOneDriveのほうが安くなっています。
おわりに
今回の記事では、ストレージ機能のみでなくその他のアプリと連携して使用できる2種を紹介しました。
Google ドライブとOneDrive以外にも、クラウドストレージサービスはDropboxやboxなど様々なサービスがあります。
自分の目的に合ったサービスを発見してもらえればと思います。
まずは無料プランで、それぞれのサービスを比較してみるのがいいでしょう。
また、大きなファイルをアップロード、ダウンロードするにはそこそこの回線速度が必要です。
回線速度を速くしたいという方は、こちらの記事もオススメです。
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