私は今の自宅に越してきてから半年ほど経つのですが、インターネット回線はSoftbank 光を利用しています。
リビングのテレビはYoutubeやNetflixなどに対応しているのですが、動画を見ているとロード画面になることがしばしばあり、ストレスの原因となっていました。
何とかネット回線を早くできないかと調べた結果、IPv6にすれば速度が上がるかもという情報に出会いました。
試したところ、なんと回線速度が数倍も変化したので、この記事でご紹介しようと思います。
遅かった回線速度
冒頭でも述べましたが、リビングのテレビで動画を見ていると頻繁にロード画面が繰り返されることがあり、ストレスの原因となっていました。
最初はルーターが原因かと思い性能の良いモノに買い換えたりしたのですが、改善されることはありませんでした。
有線でパソコンに繋いでみても回線速度は遅いままだったので、これは利用している回線そのものの問題だと思いました。
特に、夕方や夜間などが遅かったことから、回線が混雑しているのだろうなぁと思っておりました。
私のMacBook ProのSSDは256Gの容量しかないため、動画などの大きなファイルは基本的にクラウドで管理しているのですが、回線速度が遅いとダウンロード・アップロードともに時間がかかってしまい、待ち時間が長い状態にありました。
遅くなる原因
光回線のはずなのに遅くなる原因は、回線の混雑にあります。
インターネットの回線は自分専用のものが用意されているのではなく、同じ回線を複数人で使用しています。
そのため、夜間など多くの人がインターネットを使用する時間帯はネット回線の混雑が起き、回線速度が遅くなってしまいます。
これを解決するためには、要は混雑していないルートを通るようにすればいいのです。
そこで知ったのが、「IPv6」を使用する方法です。
IPv6で渋滞を解決
IPv6とは、Internet Protocol Version6の略であり、現状、最新の通信プロトコルとなります。
今最も普及している通信プロトコルはIPv4であり、私も従来はこちらのプロトコルでサービスを受けていました。
IPv4とIPv6で回線速度が異なってくる理由として、その接続方法にあります。
IPv4の接続方法はPPPoEのみなのですが、IPv6はPPPoEとIPoEのふたつに対応しています。
インターネット回線は、まずはNTTの回線から、ソフトバンクなどのプロバイダを経由して家までやってきます。
ここでいうプロバイダとNTTの受け渡し部分で、PPPoEでは混雑が発生し、回線速度が遅くなる原因となるのです。
IPoEではこの経由地点を通らず、迂回して自宅にやってきます。
混雑が起きていない回線を通るので、回線速度が高速となるのです。
プロバイダがソフトバンクの場合
まずは、今自分の回線のプロトコルがどちらなのかを確認する必要があります。
プロバイダがソフトバンクの場合、MySoftbankにログイン後、お客様情報の「お申し込みサービス」欄でIPv6かIPv4なのかが確認できます。
写真は、IPv4のみの場合です。

IPv6に変更するためには
プロバイダがソフトバンクの場合、IPv6に変更するためにソフトバンクの専用モデムをレンタルする必要があります。
モデムレンタル料が毎月数百円かかってしまいますが、回線速度が改善されるなら安いモノです。
私はカスタマーサポートに電話をし、IPv6に対応したい旨を伝えると、数日後には自宅に届きました。

モデムが自宅に届いたら再びMySoftbankにログインし、申込み内容の変更からIPv6の申込みをします。
申込みが完了すると、写真のようにお申し込みサービス欄が変わります。だいたい1日弱で反映されました。

劇的ビフォーアフター
どれくらい回線速度が変わったのか計測してみました。
Googleで、「スピードテスト」と検索できると簡単に測定ができます。
時間帯としては、夜20時頃に測定したので比較的回線が混雑している時間といえます。
驚くべきはアップロード速度で、50倍にもなっています。
ダウンロードも3倍以上ととても快適な速度に変わりました。
Before
After
まとめ
回線混雑が原因でインターネットの速度が遅い場合は、是非この方法を試してみてください。
それと、Softbankのモデムは有線で接続するよりも、無線ルーターでWifi接続したほうが早いという情報もありました。
私の回線速度の測定はWifi接続で行ったため真偽は不明ですが、有線接続でIPv6に変更しても遅いと感じた場合は、試しにWifi接続してみてください。
それでは、快適なネットライフを楽しみましょう。
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