eGPUをMacbookの内蔵ディスプレイで使う方法

MacでeGPU 「RX 580 Gaming Box」レビューで、eGPUを使用してMacbook Proのグラフィック処理能力を大幅に増強する方法をご紹介しました。

本来であれば、eGPUを使用するためには外部ディスプレイをeGPUに接続しなければなりません。

しかし、下記のサイトで外部ディスプレイを使用することなく、Macbookの内蔵ディスプレイでeGPUを使用する方法が紹介されていました。

How to accelerate apps with an eGPU on your Mac’s internal display [Video] – 9TO5Mac

この記事では、上記サイトの内容を日本語にて紹介していこうと思います。

※なお、画像等は私のMacbook Proにて実際に撮影したものを使用しております。

eGPUをMacと接続する

eGPUをMacと接続しましょう。

私はGIGABYTEのRX580 Gaming Boxを使用していますが、別のeGPUでも同じように設定できるようです。

参考サイトでは、RazerのeGPUを使用しています。

ターミナルを起動する

Finder > アプリケーション > ユーティリティの中にあるターミナルを起動しましょう。

ターミナルが起動したら、以下のコードをコピペし実行してください。

curl -s “https://api.github.com/repos/mayankk2308/set-egpu/releases/latest” | grep ‘”browser_download_url”:’ | sed -E ‘s/.*”([^”]+)”.*/\1/’ | xargs curl -L -s -0 > set-eGPU.sh && chmod +x set-eGPU.sh && ./set-eGPU.sh && rm set-eGPU.sh

実行すると、パスワードの入力が求められます。Macに設定しているパスワードを入力してエンターキーを押してください。

選択肢の意味

ターミナルに紹介したコードを入力されると、6つの選択肢が表示されます。

実行したい選択肢の数字を入力してエンターキーを押すと、それぞれの選択肢が実行されることとなります。

表示される選択肢について、順に説明していきます。

1. Set eGPU Preference for ALL Applications

全てのアプリケーションで、eGPUを使用したい場合はこちらを選択します。

とりあえず、内蔵のGPUを使わずに全てeGPUで処理したい場合はこちらを選択してください。

2. Set eGPU Preference for Specified Application(s)

特定のアプリケーションで、eGPUを使用したい場合はこちらを選択します。

選択すると、どのアプリケーションでeGPUを使用するかを聞かれます。

eGPUを使用するアプリケーションの名前を入力して、エンターキーを押します。

例えば、Final Cut Proを指定する場合は次のようになります。

仮にアプリケーションの名前を間違った場合でも、エラーが出るので安心してください。

3. Check Application eGPU Preference

あるアプリケーションが、eGPUの使用対象となっているか否かを知りたい場合に、この選択肢を選びます。

アプリケーション名を入力後、そのアプリケーションがeGPUの使用対象となっていた場合、以下のように表示されます。

4. Reset GPU Preferences for All Applications

選択肢1の逆となります。

全てのアプリケーションに対して、eGPUを使用せずに内蔵GPUを使用するように設定します。

5. Reset GPU Preferences for Specified Application(s)

選択肢2の逆となります。

特定のアプリケーションに対して、eGPUを使用せずに内蔵GPUを使用するように設定します。

おわりに

これで外部モニターが無い場合でも、eGPUの機能を発揮する事ができますね。

私は出張先のホテルでeGPUを使おうと思っていたので、内蔵ディスプレイで使用する方法があってホッとしております。

だって、モニターまで出張先に持っていくのは大変ですからね。

それでは、皆さまも是非お試しください。

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